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昨年11月、北朝鮮の偵察総局のキム・ヨンチョル局長から黄長ヨプ氏暗殺の指示を受け、今年の1〜2月に脱北者に偽装し、韓国に亡命した疑いで拘束起訴された『黄長ヨプ暗殺組』のキム・ミョンホとトン・ミョンガンにそてぞれ懲役15年が求刑された。

23日に開かれた結審公判で検察は、「この2人による暗殺未遂事件は韓国体制に対する露骨な侵害行為であり、韓国の現行法律上、死刑もしくは無期・有期懲役に当たる」と述べた。

「犯行は未遂に留まっており、これまで2人が捜査に協力した点を考慮した」と求刑の根拠を述べた。

「北朝鮮の社会主義体制から脱出した黄長ヨプ氏が自由民主主義体制の韓国にいるということは、韓国の自由民主主義体制が北朝鮮体制よりも優秀だということを証明している。黄氏が北朝鮮によって危害を加えられたり、殺害されでもすれば屈辱的な事件として記録される」と捜査の意見を述べた。

『黄暗殺組』の結審公判では『国家保安法違反、スパイ行為未遂に関する証拠資料』を確認し、被告人への審問が続いた。

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被告人の審問過程で暗殺組のリーダーのキム・ミョンホは、偵察総局所属であることを認めた。また、脱北者を装い韓国社会に侵入し、定着する事で暗殺条件を整えた後、報告するなどの指令を受けたと認めた。

また犯行グループのトン氏は、黄長ヨプ委員長の親戚の『ファン・ミョンヒョク』、『ファン・ヨンミョン』に偽装入国しており、「黄氏が名誉会長を務めている『脱北者同志会』に入会し、 黄長ヨプとの接触を探れ」という指令を受けたのを認めた。

この日の公判で検察側が意見を述べた後、裁判官は最後の陳述を求めた。キム・ミョンホは「韓国の体制で一生懸命生きていきたい」と言い、トン・ミョンガンは「言うことない」と言った。

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この日の求刑に対する宣告は来月1日に行われる。