北朝鮮の「朝鮮制裁被害調査委員会」なる団体のスポークスマンは29日、トランプ米政権が北朝鮮に科した単独制裁を糾弾する談話を発表した。同日、朝鮮中央通信が伝えた。

談話は、「トランプはわれわれと貿易および金融取引をする全ての個人と団体に無差別な制裁を加えることに関する行政命令にサインし、それに伴って米財務省はわれわれの8の銀行と関連活動家を制裁の対象に追加した」と指摘した。

つづけて、「米国がヒステリックに強行している一方的な制裁・圧殺策動は、主権平等と自決権、発展権の尊重など、普遍的な国際法的原則に対する乱暴な違反であるばかりか、平和的住民の生存権を無差別に侵害する野蛮な犯罪行為である」と非難した。

また、「米国とその追随勢力がわが共和国に及ぼした物質的および道徳的被害を徹底的に調査、集計することを使命とする制裁被害調査委員会は、日増しにひどくなっている米国の『単独制裁』策動を強く断罪、糾弾するとともに、その代価をあくまで払わせるであろう」と警告した。

一方、「半世紀以上にわたる制裁の中でも名実相伴う核強国の地位を堂々と占め、経済強国の建設において飛躍的な発展を遂げているわれわれが制裁などによって揺れると思うのはきわめて愚かな妄想である」とし、制裁の効果はないと主張した。

その上で、「米国は、わが共和国に反対する前代未聞のヒステリーに熱を上げるほど、自分らの最も悲惨な破滅だけを早めるようになるということをはっきりと認識しなければならない」と強調した。

朝鮮中央通信の報道全文は次のとおり。

制裁被害調査委の代弁人 米国の「単独制裁」策動の代価をあくまで払わせる

【平壌9月29日発朝鮮中央通信】朝鮮制裁被害調査委員会のスポークスマンは29日、次のような談話を発表した。

最近、トランプ行政府は国連総会の舞台であえてわが国家の「完全破壊」という横暴非道な狂人のほらを吹いて世界的な糾弾と反発に直面するようになると、わが共和国に対する極悪な制裁策動の度合いをいっそう強めている。

21日、トランプはわれわれと貿易および金融取引をする全ての個人と団体に無差別な制裁を加えることに関する行政命令にサインし、それに伴って米財務省はわれわれの8の銀行と関連活動家を制裁の対象に追加した。

これは、わが国家の「完全破壊」を言い散らした米執権者に対するわが軍隊と人民の鋭い憎悪と憤怒の爆発に怖じ気づいてわれわれの対外経済関係を完全に遮断する卑劣な制裁・封鎖策動によって自分らの反人倫的野望を実現しようとする断末魔のあがきである。

米国は、国連安保理を盗用してわが共和国を窒息させるための不法無法の「制裁決議」をつくり上げたことにも満足せず、そのすき間を埋めるべきだとしてわれわれと経済貿易関係を持っている他国まで制裁の対象にしている。

米国がヒステリックに強行している一方的な制裁・圧殺策動は、主権平等と自決権、発展権の尊重など、普遍的な国際法的原則に対する乱暴な違反であるばかりか、平和的住民の生存権を無差別に侵害する野蛮な犯罪行為である。

今、米国は不公正な現国際経済秩序と金融システムにおいて占めている特権的地位を悪用して自分らの国内法に準じて制裁の棍棒をやたらに振り回しており、白昼強盗さながらの要求を米国境外に強制的に押し付ける暴悪極まりない強権と専横をこととしている。

わが国家と人民を完全に抹殺することを狙った米国の制裁策動は、その悪らつさと未開性において古今東西のどこにも見られない極悪な犯罪として、それがわが国家の発展と人民の生活に及ぼした被害と損失ははかり知れないほど莫大である。

米国とその追随勢力がわが共和国に及ぼした物質的および道徳的被害を徹底的に調査、集計することを使命とする制裁被害調査委員会は、日増しにひどくなっている米国の「単独制裁」策動を強く断罪、糾弾するとともに、その代価をあくまで払わせるであろう。

半世紀以上にわたる制裁の中でも名実相伴う核強国の地位を堂々と占め、経済強国の建設において飛躍的な発展を遂げているわれわれが制裁などによって揺れると思うのはきわめて愚かな妄想である。

米国は、わが共和国に反対する前代未聞のヒステリーに熱を上げるほど、自分らの最も悲惨な破滅だけを早めるようになるということをはっきりと認識しなければならない。---

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