丹東出入境検疫局の韓洪波副局長は、互市貿易区を視察した際に、検疫強化の指示を下した。また、貿易区の担当者に農作物の入荷時間、品目、数、重さ、移動回数について事細かく質問し、北朝鮮産の小豆とエゴマの葉を直接検査した。
さらに、出入境検疫局と貿易区間の協力、検疫設備の完備、検疫方法の熟知、伝染病検出率の向上などを指示した。
中国政府は、国連安全保障理事会の対北朝鮮制裁決議を受けて、先月15日から北朝鮮産水産物の輸入を全面禁止した。一方で、農産物については何ら制限がなされていなかった。
(関連記事:中国の市場で北朝鮮産の海産物激減…禁輸措置の影響か)指示や法的根拠がない場合に圧力をかける手段として、中国当局はこのように別件でギリギリと締め上げる手法をよく使う。