ポーランドに対する批判が改めて高まったのは、デンマーク国営放送(DR)が24日、デンマーク政府が5億クローネ(約81億円)以上の予算を投じた軍艦ラウゲ・コッホの建造に、ポーランドの造船所で働いていた北朝鮮労働者が関わっていたと報じたことがきっかけだ。
これについて、ポーランド政府関係者はVOAに対し、北朝鮮労働者雇用の手続きに関与、または奨励したことはないとしつつも、ポーランド企業と北朝鮮の間で個別に行われたものだとして、軍艦建造に北朝鮮労働者が関わったことを否定しなかった。
また、国連安全保障理事会の制裁委委員会の専門家パネルメンバーを務めるヒュー・グリフィス氏はDRの取材に、EU加盟国で制裁違反行為が行われたのは驚くべきことだとし、デンマーク、ポーランド両国を対象に調査を行い、結果を安保理に報告すると述べている。