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筆者は北朝鮮の貨幣改革失敗後に登場した『朴南基銃殺説』の可能性を認めつつも、最終的な判断は保留していた。しかし、先日の『平壌軍官学校で朴南基銃殺を執行』という記事(朝鮮日報6月9日付)は非常に具体的だった。金正日が貨幣改革後、悪化した民心を収める目的で銃殺を行ったと考えられる。また、この事件を改めて振り返って見ると、金正日および金正日政権の切迫した内部事情が垣間見える。

言い換えれば、今北朝鮮の権力内部で過去とは違った『何か』があるようだ。貨幣改革失敗*ッ心の動揺℃s場の再開*p南基銃殺%V安艦事件°熕ウ日訪中と目的達成の失敗○チ永林の総理起用など内閣改編(3次最高人民会議)£」成沢の国防委副委員長への昇進などの一連の過程で、金正日の絶対権力体制に歪みが生じたということだ。

金正日が新任総理に崔永林という『金日成時代』の人物を登用したのが最たる例だ。金正日の対内外への『我々に如何なる変化も期待するな』というメッセージであり、新任内閣に『自力更正努力を行え』という意味だ。また、中国の指導部に対し「誰がなんと言おうが我々は変わらない為、(改革開放要求)温家宝の発言は無駄だ」という意味も込められている。今回の内閣改編に対する解釈は、これで全部だと言っても過言では無い。

ここでの問題は体制を総合管理・統制する『実務コントロールタワー』の中央党組織指導部で、2件の重大な『有故』が発生したのだ。一つは軍担当第1部部長イ・ヨンチョルの死亡で、もう一つは党生活指導担当の李済剛第1部部長(本部党責任書記)の『交通事故』だ。そして張成沢が国防委副委員長に昇進した。

李済剛の死亡と張成沢の国防委副委員長昇進から北朝鮮の権力国「を紐解くと、少なくとも2つの問題が見えてくる。

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?張成沢が以前よりも権力が強化され、今後、より強化されるだろう。?金正日の権力の弱体化と、これによる権力内部の不和が起きるという点だ。

金正日は今後、国防を通じてより効率的に国政を掌握しようとするだろう。勿論、国防委を強化するといっても、党の事業を国防委員会に移する事は出来ない。党総書記の役割はそのままだ。ただし、金正日が国防委を通じて、党・軍・保衛関連業務の簡素化を行ってきたのは明白だ。この理由は健康問題、後継問題以外には考えにくい。

金正日は国防委副委員長にキム・ヨンチュン、オ・グンニョル、張成沢などを主要ポストに座らせた。また、国防委員の面々を詳しくみたとき、金正日が国防委を通じて部下の力と牽制、バランスの維持を行う意図が伺える。

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だが、今回の張成沢の副委員長昇進は意味が違う。今回の人事は金正日の決定であり、これを疑う理由はない。金正日が張を信任し役割をさらに付与したと言う事であり、金正日が信頼を寄せる事ができる人物が張以外にいないという事だ。

また、金正日にとって重要なアジェンダは後継世襲だ。後継問題は未だに不明な部分が多いが、後継問題が白紙化されたという話がないことから、キム・ジョンウンが権力に近づいておりこれを張成沢が後見人となる事が、金正日にとって一番の安全策であろう。

こうした観点から張はますます権力を得る一方で、金正日は自信の意図とは無関係に第2線に退かなければならないだろう。この過程で金正日が一貫した姿勢を保つ事ができず、政権が不安定な姿を見せる事になるだろうという予想は自然な流れだ。

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このコラムを通じて提示しようとする『対北戦略の戦線を北朝鮮内部に移す問題』は、最初に大韓民国が朝鮮半島問題の最も重要な当事者として、北朝鮮地域を積極的に管理しなければならない理由が大きくなっており、次に今後、北朝鮮の改革開放化と平和統一問題を箔ョ的に進展させるための目的があるという事だ。

太陽政策は金正日政権を正しく把握していない状況で、生半可に北朝鮮内部に『介入』しようと試みたが、逆利用されてしまった。しかし、対北戦略の戦線を北朝鮮内部に移す事で金正日政権の軍事挑発を『抑止』し、北朝鮮に改革開放政府を樹立させ住民達と力を合わせ近代化・民主化を牽引し、南北が平和的に統一を達成するのが目的だ。(次回に続く).