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WFPが2013年7月に行った調査によると、家計支出全体に占める食糧費の割合(エンゲル係数)は43%という極めて高い数値を示した。配給で食べ物が得られるのならありえない数値だろう。

また、北朝鮮国民の66%が個人耕作地を持ち、その平均は20坪、70%は家畜を飼っている。さらに89%は野生食品、つまり山菜の採取を行っている。

北朝鮮のコメ価格は、3回目の核実験の後の2013年3月末に7000北朝鮮ウォン(約91円)に達したが、それ以降は概ね5000北朝鮮ウォン(約65円)台を維持してきた。今年の春からは、日照りの影響で凶作となるだろうとの展望が広がった上に、経済制裁による燃料不足で輸送コストが増したため、価格が上昇傾向にある。