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食糧不足に陥れば、市場でのコメとトウモロコシの価格差が狭まる傾向があるが、今のところ1対3の価格差を維持しており、その兆しは見られないとブラウン氏は語った。

デイリーNK内部情報筋が伝えてきた9月下旬現在のコメとトウモロコシの1キロあたりの価格は、6100北朝鮮ウォン(約79円)と2390北朝鮮ウォン(約29円)だ。(いずれも平壌での価格)

一方、米国企業公共政策研究所(AEI)のニコラス・エバスタット氏は、配給量統計そのものを懐疑的に見ている。数字は北朝鮮当局が提供したもので、正確な状況を現していない可能性があり、食糧配給を受けられるのは一部の住民に限られ、ほとんどの住民は市場で調達しているというのがその理由だ。

住民の多くが配給に頼っていないという状況は、WFPの調査結果にも現れている。