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天安艦事件に対してロシアがいまだに消極的な立場を見せている。北朝鮮との『血盟』を強調してきた中国は非協力的な態度で一貫している中、ロシアも立場に変化が浮黷驪C配が無い為、韓国政府の『天安艦事件の外交』が壁にぶつかっている。

ロシアは先月末に専門家チームを韓国に送り、合同調査団の調査結果を検討したが、この当時にはロシアの立場の変化に期待を寄せていた。

しかし、「ロシアの専門家が『北朝鮮の仕業と断定できない』と結論をくだした」という報道後、状況は急変した。実際に14日の合同調査団の説明でも多くの加盟国から『科学的な調査だ。説得力がある』という反応を受けたが、ロシアは各国の支持の発言に「立場表明ではなく、技術的な質問をする場だ」とブレーキをかけた。

ロシアのこのような反応に韓国外交当局は戸惑っており、引き続き説得に本格的に乗り出している。しかし、立場の変化は期待できないと思われている。

韓国外交通商部のユ・ミョンファン長官は15日、ロシアのラブロフ外務長官と約20分間の電話会談を行い、国連安保理の協議課程での『協力』を要請したが「我々なりに努力をする」という形式的な返事だけが返ってきた。

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また、ロシアは調査結果を2〜3週間以内に発表する予定が、中立的な立場を見せるという予想が多い。

『天安艦事件=北朝鮮の仕業』という立場の表明を期待している韓国政府は、ロシアの説得に向け努力する計画だが、展望は明るく無い。ロシアが『中立』を示すことが事実上の外交的な成果だとという主張さえも出されている。

専門家らも▲朝鮮半島の安定優先、▲米国を牽制、▲対ロシアのレバレッジの不在などの理由から、ロシアは安保理で中立または反対の立場を見せる可能性が高まっていると予想している。 

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特に、ロシアは中国と共に朝鮮半島に関する戦略的な利害関係を共有しており、米韓と対立する外交策を取る可能性も考えられる。非核化問題ではない朝鮮半島情勢の緊張懸案の天安艦事件の対応措置に対し、同意しない可能性が高いと言う指摘だ。

韓国国防研究院のユ・ヨンチョル研究委員は17日、デイリーNKとの電話インタビューで、「ロシアの安保問題において北朝鮮は重要な変数として働いており、中立的な立場を見せるだろう。ロシアは中立的な立場が安保的利益に合致すると考えている」と分析した。

韓国世宗研究所のチョン・ウンスク研究委員も、「天安艦事件は核問題と別の事案の為、北朝鮮の立場を考慮したスタンスを見せるだろう。何よりもロシアの戦略的な立場から考えた場合、今後、北朝鮮だけでなく中国をも考慮した態度を見せる可能性が高い」と予想した。

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ロシアを直接コントロールし圧迫する対露レバレッジが不在した状況下で、ロシアからの協力を得ることは難しいという指摘も多い。これまでのロシアの朝鮮半島の安定および衝突防止優先政策に変化を与えるカードがないのだ。

また、米露の画期的な関係改善がない限り、米韓同盟を通じての説得は難しいとの指摘もある。

ユ研究委員は「米露の画期的な関係改善がない限り、ロシアは北朝鮮の味方になる。米露はライバル関係である故、政治的利害関係から北朝鮮を擁護する必要がある」と説明した。

「韓国とロシアと修交後20年近く経っているが、政治・経済的にロシアを直接圧迫できるレバレッジが現実的にはない」と指摘した。

韓国統一研究院のヨ・インゴン研究委員は、「国連安保理でイランへの制裁案を採択するなど、米露関係の再構築が行われているが、今回の天安艦事件が非核化とは別の事案のである故、ロシアは中立的な立場を見せるだろう」と予想した。