中国とアメリカが国連の対北制裁措置を解除するようにという北朝鮮の要求を拒否したと、ブルームバーグ通信が30日報道した。
通信は”国連の王光亜中国大使が、6ヶ国協議の手続きを通じて進展が見られたが、これは初段階にすぎないということで(関連国の)考えが一致している”と述べ、”(制裁解除の時点は)まだだ”と語ったと伝えた。
“ザルメイ・ハリルザード国連駐在アメリカ大使も、制裁措置の解除はまだ検討の対象ではない”と明らかにしたと通信は付け加えた。
北朝鮮の外務省は去る15日、寧辺の核施設の稼動中断の事実を公式発表した後、”既に2・13合意の完全な履行は、他の5者が’行動対行動’の原則によって、自分の義務をどのように履行するかにかかっている”と強調した。
また、 国連のキム・ミョンギル北朝鮮代封博汾ネ大使も、北朝鮮の核の不能化など、2段階の約束の履行のためには、テロ支援国の名簿からの北朝鮮の削除と、敵性国交易法の適用の終了など、アメリカの相応な措置が前提にならなければならないと強調している。