昨年10月に撮影された衛星写真には、100個のコンテナが写っている。しかし、国連安全保障理事会で北朝鮮に対する制裁決議が相次いで採択され、コンテナの数は減少の一途を辿り、今では閑古鳥が鳴いている。
(関連記事:北朝鮮船舶の運航、昨年比8割減)さらに、トランプ米大統領が21日に署名した大統領令では、北朝鮮の港に寄港した船舶のみならず、そのような船舶から積荷を受け取った船舶も含めて、米国入国を180日間禁じているため、南浦港はさらに寂しくなると思われる。
そのような現状の下、北朝鮮が港の拡張工事を続ける理由について、米ジョンズ・ホプキンス大学の北朝鮮研究者、カーティス・メルビン氏はRFAの取材に「北朝鮮が南浦港をいかに重要視しているかの現れだ」と解説した
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