最近、北朝鮮の朝鮮労働党や行政機関の中堅幹部らの間で、戦争勃発に対する懸念が広まっていることについては本欄でも伝えた。
米政府系のラジオ・フリー・アジア(RFA)が北朝鮮国内の情報筋の話として伝えたところでは、中堅幹部たちはワイロを貯めて築いた不動産などの資産を処分し、今のうちに金塊に変えて置こうと血眼だという。
一方、RFAは、これとはまったく異なる反応を見せる庶民らの様子についても伝えている。咸鏡北道(ハムギョンブクト)の情報筋によれば、「一般住民は『どうせ死ぬなら、いつ死んでも同じだ。戦争が起きたからと言って、今よりどれほど悪くなるのか』などと話している」という。