北朝鮮の朝鮮中央通信は19日、韓国の文在寅大統領を「かいらい当局者」呼ばわりし、非難する論評を配信した。

論評は、文氏が「頻繁に安倍と通話を行って『深い共感と懸念』だの、『隣の国家に対する暴挙』だのと言いながら『対北圧迫を極限まで高めなければならない』と言いふらした」と非難した。

また、「共和国核戦力の打撃圏内で呼吸もまともにできない島国、自分らの境遇より別にましなことがない日本にあくまですがりつくのは実に見ものである」と述べた。

さらに、「日本との結託を通じて米・日・南朝鮮の3角軍事同盟の構築にいっそう拍車をかけてわれわれとあくまで対決しようとするかいらいの陰険な下心は絶対に袖手傍観できない」と主張した。

その上で、「かいらいが外部勢力にすがりついて『安保』を哀願するほど、不幸で哀れな境遇はさらに悪化するだけである」と強調した。

朝鮮中央通信の報道全文は次のとおり。

なぜあくまで千年来の敵にすがりつくのか 朝鮮中央通信社論評

【平壌9月19日発朝鮮中央通信】われわれの自衛的な核戦力強化措置にかいらいが日本との政治的・軍事的結託強化で対応している。

日本列島を横切ったわれわれの中・長距離戦略弾道ロケット「火星12」型の相次ぐ発射に怖じ気づいたかいらい当局者は、頻繁に安倍と通話を行って「深い共感と懸念」だの、「隣の国家に対する暴挙」だのと言いながら「対北圧迫を極限まで高めなければならない」と言いふらした。

先日、ロシアで行われた第3回「東方経済フォーラム2017」でも安倍と会談し、「韓国と日本間の緊密な関係が切実になった」などと言って卑屈に振る舞ったあげく、日本の過去犯罪が「両国関係の改善に歯止めとなってはいけない」という妄言まで吐いた。

このような対日追従の延長線で南朝鮮では各界の強い反対と非難にもかかわらず、日本軍性奴隷犯罪問題をはじめ過去の罪悪清算が無視され、すでに満期になった南朝鮮・日本軍事情報保護協定の有効期間を延ばす劇まで演じられた。

かいらいがわれわれに比べた戦略的劣勢を挽回するために、事大主義的売国に執着するのは別に驚くべきことではない。

しかし、共和国核戦力の打撃圏内で呼吸もまともにできない島国、自分らの境遇より別にましなことがない日本にあくまですがりつくのは実に見ものである。

溺れる者はわらをもつかむというように、四面楚歌に陥ったかいらいとしては今、百年来の敵であれ、千年来の敵であれ、選ぶ境遇ではないようだ。

あれほど信じていた米国上司は、対朝鮮政策の実現において右往左往しながら役目を果たせないかいらいを無視している。

最近も、ホワイトハウスの主人はわれわれの自衛的核戦力強化措置を巡って、先に日本首相に電話をかける、どうするとして南朝鮮をのけ者にしたかとすれば、かいらい当局者を露骨に叱責する文をツイッターに載せて赤恥をかかせた。

それだけでなく、南朝鮮・米国「自由貿易協定改正」「THAAD」配備などを押し付けて、かいらいをよりいっそう窮地に追い込んでいる。

「THAAD」配備によって周辺諸国から政治的・経済的・軍事的に脅かされている状態で、南朝鮮内でも現執権者に対する支持率が食い止める間もなく墜落している。

かいらいが民族的感情と歴史的問題も全て投げ捨てて日本との政治的・軍事的結託にやっきになって執着しているのはまさに、窮地から脱しようとする哀れな身もだえにすぎない。

日本との結託を通じて米・日・南朝鮮の3角軍事同盟の構築にいっそう拍車をかけてわれわれとあくまで対決しようとするかいらいの陰険な下心は絶対に袖手傍観できない。

かいらいが外部勢力にすがりついて「安保」を哀願するほど、不幸で哀れな境遇はさらに悪化するだけである。

非常に成長、強化されたわが国家核戦力の威力の前で、米・日の両上司も自分のことさえ処理できなくて戦々恐々としている。

変わったこんにちの現実で、いまだに頼るところもまともに見分けられないかいらいが哀れである。

かいらいは、手先のために命を賭する上司はいないということをはっきりと認識すべきである。---

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