国際社会の制裁により北朝鮮国内でガソリン価格が高騰していることはすでに本欄で伝えたが、穀物と生活必需品の価格も上昇していることが、北朝鮮国内のデイリーNK情報筋の証言でわかった。
このような現象は、11日午後(現地時間)に国連安全保障理事会で原油、石油精製品の輸出に制限を設けた対北朝鮮制裁決議2375号が採択される前から起きており、今後の推移が注目される。
(参考記事:経済制裁が北朝鮮の国民生活を直撃…「核開発は不愉快」庶民感情が悪化)貧富の格差が問題
物価上昇は、非合法な取引も含め貿易が活発に行われていた中朝国境地帯でも起きている。両江道(リャンガンド)のデイリーNK内部情報筋は、今までの制裁ではコメ価格に大きな変動はなかったが、今回は様子が違うと伝えた。