人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面

海外に駐在し輸出入や投資誘致事業を進行してきた北朝鮮貿易商社員らが、天安艦事件と金正日訪中後の対外条件悪化にともなう実績不振、本国の過度な送金要求、後継体制不安などで大きく動揺していることが明らかになった。

2000年代初頭から中国瀋陽に長期滞在している貿易労働者チョン某(50代)氏は、鉱物輸出事業で北朝鮮当局から実力を認められてきた。しかし、最近は彼から余裕が窺うことができない。喫煙量が増え投資家に対する情報を尋ねることも多くなった。過去の酒の席で見せた『偉大な将軍様が向かう道は勝利だけだ』という発言も無かった。

最近、事業家に偽装した記者との席で“中朝貿易の状況が良くない”と話した。キム・ジョンウンと関連した敏感な発言もよどみなく行った。

同氏は「将軍様が中国を訪問して帰ったが、現物の直接取り引きを除く中国からの支援や投資の約束が適正でなかった。これを打開するために貿易事業所へ投資誘致や上納金の拡大を要求をしている」と話した。

同氏は北朝鮮当局が実績の悪い貿易事業所の統廃合を行うと宣言したと発言した。直ちに数千ドルを用意して平壌へ送金し、状況を見極めた後、大規模な実績を上げなければならない状態だ。平壌の幹部への2千ドルを用意し、今月以内に急いで平壌へ向かう計画だ。

人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面

同氏は昨年の貨幣改革失敗が北朝鮮の対外信任度に影響を及ぼしたという。中国側の貿易業者が北朝鮮内部に対して不安感を感じているからだ。それでも昨年は現状維持をしたが、今年に入ってからは投資誘致件数や売上高で不振が続いているという。

同氏は北朝鮮に帰る考えもあるが妻の猛烈な反対に会っている。同氏の妻は息子の子供教育のためにも無条件で中国に残らなければならないと話した。未だ平壌に残っている二番目の娘を連れ出せずにいる中、全てを整理して北へ帰るという言葉に仰天したという。

「中国や海外でやり手で生存力が高いと自負してきた貿易労働者でさえも、最近では忠誠資金の心配が耐えない撫?セ。実力が無ければ人脈が重要で、手段と方法を選ばず張成沢<Lム・ジョンウンの人脈作りに死活をかけている」と話した。

人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面

北京で軽工業品輸入事業を行っているカン某(52)氏も、普段の物静かな性格とは違い何かに追われている姿だ。同氏は系列会社の商社員と会った帰りに瀋陽に立ち寄った。同氏は商売に正道は無いと言い、片っ端から商売をして大金を儲けた。

同氏は万景台議事堂にエアコン設備と軍部には 織物反物を納品し、儲けたと在中商人の間で広まった。

同氏はキム・ジョンナム派とされ比較的安定的に事業を維持してきた。北京で10年以上事業を行い実績を積み、現在では朝陽公園付近の高級アパートに暮らしている。 最近では息子が英国留学を行い修士号を習得している。周囲では彼が息子にも恵まれ、英国留学まで修めたと羨望されている。

人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面

この様なカン氏でさえ「平壌から忠誠資金の増加指示が下ってきた。海外で金を儲ける為には上級機関の保護が必要だ。これには忠誠資金名義で実績を上げなければならないが、最近ではその金額が2〜3倍に増えており、心労が尽きないのは私だけでないはず」と話した。

北朝鮮の対外投資窓口の朝鮮大豊国際投資グループ(大豊グループ)は2008年1月から100億ドル規模の国立開発銀行資本金誘致計画を立てたが、誘致実績は大不振だ。これに加え不法活動および武器販売の取り締まり、秘密資金関連口座監視が強化され外貨難が深刻化している。

同氏は「南朝鮮へ海産物輸出も行き詰っており、中国へで無条件で流せとの指示を受けた。品質は良いが直ちに新規販路を作り出すには、ダンピングしかない。それで以前よりも利率が減るしか無いが、これを我々で補充しなければならない状況」と話した。

瀋陽に居住する北朝鮮貿易業者の間では「海外で生き残るにはキム・ジョンウンが命綱という言葉が回っている。事業所責任者らが平壌向かい数千ドルを抱え 『保護者(キム・ジョンウンの側近)』渡す為に東奔西走している」と話した。