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メキシコが、自国に駐在する北朝鮮大使の国外追放を決定した。

メキシコ外務省は7日、メキシコ駐在のキム・ヒョンギル北朝鮮大使を「ペルソナ・ノン・グラータ」(好ましからざる人物)であると宣言し、出国までに72時間の猶予を与えたとの声明を発表した。つまりは国外追放の宣告である。

国外追放を決定した理由としてメキシコ外務省は、北朝鮮が核実験を繰り返し国際法を違反、アジアと世界の深刻な脅威となっていることを挙げた。声明は、ニエト大統領がすべての政府機関に対して、国連安全保障理事会の対北朝鮮制裁決議を完全履行せよとの大統領令を発したことにも触れている。

米国のペンス副大統領は先月、チリ、ブラジル、メキシコ、ペルーの4カ国に対し、北朝鮮との全ての経済・外交関係を断つよう呼び掛けている。ちなみに、中南米33カ国のうち、アルゼンチンなどを除く25カ国が北朝鮮との外交関係を持っている。