「敵がわれわれの尊厳と自主権、生存権を傷つけようと発狂し、いわゆる『斬首作戦』と『体制崩壊』のような最後の賭けに出ていることからして、情勢はもはや傍観できない険悪な状況に至った」
自らの言葉で反発を露わにするほど、金正恩氏は米韓軍の斬首作戦導入の動きからプレッシャーを受けているものと思われる。
2015年の地雷爆発事件の後、北朝鮮は現在までに3度の核実験を強行し、数多くの弾道ミサイル発射を繰り返している。その背景には一日も早く核戦力を完成させ、米国や韓国から攻撃されない態勢を構築しなければ、いつ暗殺されるかもしれないという金正恩氏の恐怖心と焦燥感があると見るべきだ。斬首作戦への恐怖心からか、金正恩氏は一般人が使用するトイレを使わないほど、身辺に注意を払っているという。
(参考記事:金正恩氏が一般人と同じトイレを使えない訳)一説には、米韓に行動を捕捉されるのを恐れて大好きな自分の愛車に乗れず、部下の車で移動しているとも言われる。