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北朝鮮メディアが、韓国の文在寅政権に対する非難攻勢を強めている。朝鮮中央通信は4日、文政権と米韓同盟を非難する論評を相次いで配信、「米国に頼って得られるものは自滅だけ」であるなどとして、対話路線から対北圧力に舵を切ろうとする文政権をけん制した。

同通信は「理性を失った者らのヒステリー」と題した論評で、8月29日の弾道ミサイル発射について「太平洋上で侵略の前哨基地であるグアムをけん制するための意味深長な前奏曲として、国の尊厳と朝鮮半島の平和を守るための正々堂々たる自主的権利の行使」であると主張。

韓国側がこれに強く反発したことに対し「かいらい一味の根深い対決病弊の発露」であると指摘した。

続いて配信した論評では、米軍の最新鋭高高度迎撃システム(THAAD 〈サード〉)配備を巡る米韓の葛藤に言及。その上で、「米国が南朝鮮に対して折に触れ、『血盟』だの、『友邦』だの、『核心軸』だのとけん伝しているが、それはかいらいを自分らの侵略的目的実現のための安価な弾除けに使いこなそうとする甘言にすぎない」「米国と南朝鮮かいらいの関係こそ、地球上で最も恥ずべき支配と隷属、屈従の主従関係である」などと非難している。