HOME > 連載 > 高英起の無慈悲な編集長日誌 > 金正恩氏が「越えてはならない一線」をなかなか越えない理由 2017年09月05日 | 核開発 米朝 90年代の核危機において当時のクリントン政権は、北朝鮮がプルトニウム抽出に動いたというだけで空爆を検討した。それと比べれば、トランプ氏のレッドラインはずいぶんと寛大に思える。 結局、北朝鮮から「核の反撃」を受けるリスクがある以上、軍事攻撃に踏み切る勇気など誰にも持てないのだ。また、北朝鮮が核爆弾を何個持っているかさえわからない状況では、「核の反撃」のリスクをゼロにする軍事作戦も立案できない。 それでも、金正恩党委員長が何をしても安泰だと言うわけではない。 456