李明博大統領は4日、「北朝鮮が奇襲的軍事挑発を行い、反省が無い状態で開かれる6者会談に結果を期待できないだろう」と明らかにした。

李大統領はこの日、アジア安保会議出席に先立ちシンガポールの有力誌『ストレートタイムズ』とのインタビューで、「（天安艦事件後)あたかも何もなかったように支援を持続することはできない」と明らかにしたと伝えられた。

「北朝鮮が平和を選択しない限り6者会談を通じた核問題の解決は難しい。北朝鮮は核を追求し最貧国になっており、核を放棄し経済発展と南北共存の道を選ぶ岐路にいる」と指摘した。

「北朝鮮が責任を認め再びこの様な挑発を繰り返さないという保障と核の放棄を決心し、国際社会に責任ある一員になるという姿勢を見せる事が援助する条件だ」と付け加えた。

「積極的抑制戦略により北朝鮮の如何なる挑発にも自衛権を発動し、毅然とした対応をする。米韓両国は連合対応態勢を再整備し強化している」と話した。

また、韓国経済が比較的早い回復を見せているのと関連し、「経済危機の初期段階で、財政支出の規模を増やし早期の執行を通じて財政政策の効果を高めた。金利もいち早く引き下げ、企業に十分な流動性を供給した」と説明した。

今年11月に韓国で開催されるG20首脳会議主要議題と関連し、「金融危機後の世界経済が進むべき方向を提示し、持続的な成長課題を協議・実行に重点を置く必要があると考えている。韓国はグローバル安全網の構築、開発議題の様な新しい議論課題を提案する計画だ」と明らかにした。

韓国とアセアン地域間の経済協力問題について、「今後、アセアンは共通の市場として発展する可能性が高く、経済発展速度が非常に早いと展望されている。無限の市場潜在力を持った地域」と評価した。

「韓国政府は昨年のアセアン首脳会議で合意した通り、韓-アセアン間の交易規模を2015年までに現在の2倍の1500億ドルに拡大する為に、経済協力がより一層行われる事を願っている」と強調した。