これらは、三池淵(サムジヨン)、白岩(ペガム)、大紅湍(テホンダン)など、周囲の高原地帯から入荷したものだ。
目の健康に良いとされる成分のアントシアニンが多く含まれていることもあり、健康志向の強まる中国の消費者の間で人気が高く、中国の業者が大量に買い付ける。
業者は市場だけではなく、各地に設けられた臨時のトゥルチュク販売所、さらには地域の農家を一軒一軒訪ね歩き、大量に買い付ける。その方が市場で買うよりも安く、農家もわざわざ市場まで売りに行く手間が省けるため、双方がほくほく顔だ。
当局は、外貨収入を増やすために多くの市民をトゥルチュクの採集に動員している。