ジュネーブ軍縮会議に参加している北朝鮮代表団が22日、米韓合同軍事演習を非難するとともに、朝鮮半島の緊張緩和のためには「まず米国が行動すべき」との立場を明らかにした。朝鮮中央通信が24日付で伝えた。
同通信によると、代表団は「朝鮮半島と地域で情勢を緩和させ、危険な軍事的衝突を防ぐためには、共和国周辺に数多くの核戦略装備を投入して火の元をつついた米国が先に正しく選択して行動で見せなければならない」と指摘。
また、21日から米韓合同軍事演習「乙支(ウルチ)フリーダム・ガーディアン」が行われていることについて、「米国は、自分らの軍事的圧力や制裁・圧迫騒動がむしろ、われわれを核戦力強化へいっそう進ませる原動力になっているということを銘記すべき」と主張した。
またその上で、「米国の敵視政策と核威嚇が根源的になくならない限り、すでに選択した核戦力強化の道から一寸も退かない」と強調した。