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北朝鮮が韓国社会を対象に、‘先軍政治’の宣伝を強化している。対南宣伝機香A’反帝民族民主戦線’は7月に入り、‘先軍に積極的な宣伝者になる’(7.16)、‘先軍政治の支持運動を更に積極化させよう’(7.16)、‘先軍政治の研究を更に深めよう’(7.23)などの文章を相次いで発表し、韓国の親金正日的な活動家たちに、先軍政治の研究と宣伝を強化するように促している。

具体的な宣伝方法も明らかにした。宣伝機高ヘ韓国の親金正日的な活動家らに、‘救国戦線’や‘我が民族同志’などのホームページに接続して、‘先軍革命路線は、我々の時代の偉大な革命路線であり、我々の革命の百戦百勝の旗印だ’という金正日の老作と解説文を広く紹介することを強調した。

労働新聞は、‘南朝鮮で先軍政治の宣伝活動が活発に展開されている’と連日報道している。

同新聞は‘6.15共同宣言実践南側委員会’、‘全国統一汎民族連合南側本部’、‘統一連帯’などが、先軍政治を支持し擁護する声明や呼訴文、宣言文を発表して、各界各層を対象に、先軍政治を正しく理解する運動を積極的に展開している’と報道した。

また、‘‘南北共同宣言実践連帯’、‘全国大学新聞記者連合’、‘スンシル大学校総学生会’が先軍政治の大討論会を行い、‘情勢の動向’、‘自主民報’、‘統一ニュース’、‘民衆の声’をはじめとするインターネットサイトに、‘北朝鮮の先軍政治について’、‘先軍政治がなければ、6.15共同宣言もない’、‘先軍政治展開の過程’などの題で、先軍政治の偉大性と生活力を紹介する文章が掲載され、各界各層で高く称賛された’と報道した。

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‘反帝民戦’のホームページは、‘先軍のお陰でこの地に政党活動と社会活動が保障され、安心して企業活動をしている。北朝鮮の先軍政治に感謝する’(韓国の企業家、チャン・ソンミン)、‘恥辱と屈辱で生きている以南民衆に信心と勇気を与えた先軍政治を奉ずるために、熱誠をつくす’(在野の人、イ・ビョンチョル)などの文章が、韓国の住民の意見として掲載されている。

先軍政治の‘おもちゃ’になってはならない

金正日首領の方針が下ったので、今年の夏は大学街と統一運動界を中心に、先軍政治のシンポジウムが、いつになく活発に開催されるように思われる。

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表面では核問題解決の交渉に出て、水面下で対南先軍政治宣伝を強化しようとする金正日政権の意図とは?

第1に、韓国内にアメリカの対北敵視政策には反対して、北朝鮮の先軍政治には寛大な社会的雰囲気を作ろうとするものだ。第2に、‘戦争’と‘軍隊’を繰り返し強調して、韓国国民に密かに恐怖心を植えつけようとすることだ。

こうした意図を実現するために、金正日政権が利用する勢力は2つある。1つは民族と平和の仮面をかぶった独裁者金正日の‘下手’たちで、もう1つは北朝鮮を包容して、朝鮮半島の平和と、北朝鮮の改革開放を実現しようという人々だ。韓国社会の平和と統一運動陣営には、異なる2つの勢力が入り混じっているのが現実である。

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金正日の下手(核心主体思想派)は、朝鮮半島の平和や民族の繁栄などには最初から関心がない。ひたすら、金正日首領の生存と利益だけに関心を持っている。彼らが言う民族と平和は、韓国の民主主義と北朝鮮の住民の抵抗、国際社会の反核の圧力から、金正日政権を保護する盾に過ぎない。彼らは討論の対象ではなく闘争の対象だ。

心配なのは、一部の純粋な平和活動家たちだ。思想的分別を失ったまま、民主主義社会に生きている‘自分の隣人(保守勢力など)を敵とみなして、金正日独裁を自分の友達と認識する過ちを犯す活動家’たちがいる。彼らは北朝鮮の住民に対する人権活動家の同情心、反戦活動家たちの平和の心、保守勢力に対する改革勢力の憎悪心を、独裁者とその下手がどのように利用するか分かっていない。

先軍政治は対内的に北朝鮮の住民の生命と自由を破壊する暴力であり、対外的には‘戦争’という恐怖心で韓国と国際社会を脅かす政治論理だ。先軍政治に対する立場は、戦争と平和、独裁と民主を分かつ基準だ。

したがって、今年の夏に続けられる先軍政治の宣伝工作の過程で、平和と統一、民族と包容の旗の下に入り交じっている勢力の中で、誰が金正日の下手で、誰が平和活動家なのか明らかになるだろう。

あちこちで開かれる先軍政治シンポジウムに群がって歩きまわり、軽はずみに振る舞い、金正日独裁とその下手たちの餌じきになる、純粋な平和活動家がいないことを願う。