北朝鮮の朝鮮中央通信は22日、韓国の宋永武(ソン・ヨンム)国防相を非難する論評を配信した。

論評は、宋永武氏が「北の『戦略的挑発』『声東撃西式戦術的挑発』をうんぬんして『即刻的で断固たるよう懲』を唱え、西海5島一帯を訪ね回りながら決戦の意志を持って戦わなければならないと手下らをあおり立てた」と述べた。

また、「今、朝鮮半島情勢は一触即発の爆発前夜にある」とし、「無鉄砲に米国を信じて頼るのに慣れたかいらいは、独自の思考能力もなく、現実感覚もなくなった」と非難した。

つづけて、「われわれは、米国の犬になってのさばる卑陋な手先は計算にも入れない」と強調した。

さらに、「現事態の本質もわきまえずに油をもって火を救うように振る舞っていれば、南朝鮮からそっくり滅びるようになる」と警告した。

朝鮮中央通信の報道全文は次のとおり。

誰を頼みにして虚勢を張るのか 朝鮮中央通信社論評

【平壌8月22日発朝鮮中央通信】われわれの対米超強硬攻勢に言い掛かりをつけてかいらい国防部長官の宋永武が無分別に振る舞っている。

先日、全軍主要指揮官画像会議なる場で北の「戦略的挑発」「声東撃西式戦術的挑発」をうんぬんして「即刻的で断固たるよう懲」を唱え、西海5島一帯を訪ね回りながら決戦の意志を持って戦わなければならないと手下らをあおり立てた。

「国会」に現れては、「韓米同盟の対応意志を試演」すると言って、米軍との連合武力示威、北核・ミサイル対応演習強化、米国戦略資産の朝鮮半島展開などがその具体的な方法になるとほらを吹いた。

世人は、朝鮮半島の南方で壊れたレコードのように「北の挑発」だの、「即刻よう懲」だのという声だけが引き続き響き出るのにうんざりしている。

そして、長官になってから1カ月しかならない「子犬」のような宋永武が初歩的な現実感覚と責任感もなく好戦的な妄言をむやみに吐いていることに驚いている。

今、朝鮮半島情勢は一触即発の爆発前夜にある。

米国とその追随勢力の極悪非道な国連「制裁決議」のつくり上げと北侵戦争挑発策動によって刻一刻戦争の入り口に向かって突っ走る朝鮮半島に世界の耳目が集中されている。

このような時、植民地雇用軍の首長などが後のことも処理できない悪態をついていることこそ、自滅を促す醜態だと言わざるを得ない。

ツイッターに思いつく通りに怪異な文を載せたり、対策のない妄言だけを並べ立てて補佐官さえ脂汗を流すようにするホワイトハウスの主人を頼みにしてそれほど虚勢を張っているのか。

無鉄砲に米国を信じて頼るのに慣れたかいらいは、独自の思考能力もなく、現実感覚もなくなった。

わが革命武力の威力の前でつらい分分秒秒を送りながら生きる道を開いてみようとじたばたしている米国は、かいらいにまで気を配る余裕がない。

米国にとって南朝鮮との「同盟」は、自国に有利な時にのみ使うためのものである。

戦争をしても朝鮮半島で行い、数千人が死んでも朝鮮人が死ぬ、米国人は気楽に寝てもいい、とはばかることなく暴言を吐くのがまさに、米国である。

このような米国を頼みにして「圧倒的な韓米合同戦力が最高の備え態勢を整えているから、心配することなく自信を持って戦え」とほらを吹いているのだから、本当に哀れである。

われわれは、米国の犬になってのさばる卑陋(ひろう)な手先は計算にも入れない。

宋永武は、今からでも銘記すべきである。

現事態の本質もわきまえずに油をもって火を救うように振る舞っていれば、南朝鮮からそっくり滅びるようになる。

自重自粛するのがか細い命脈を維持できる上策である。

    関連記事