これについては、北朝鮮国内の反応は分かれている。
「いくら金正恩党委員長が無鉄砲でも、自分が打ち出した義務教育制度を壊してまで子どもを軍隊に入れることはないだろう」との見方がある一方で、「金正恩がそんなことを気にしたことがあるか」と反論する声もある。いずれにせよ、本当に15歳の中学生を入隊させたら、国内から激しい反発の声が上がるだろうと情報筋は見ている。
ちなみに、2015年8月には100万人、2016年2月には150万人が入隊を嘆願する行事に参加しているが、朝鮮人民軍の兵力が急に膨れ上がったとの情報はない。そんな大人数を受け入れられるほどの余裕は、今の朝鮮人民軍にはないのだ。
(参考記事:金正恩氏の「ポンコツ軍隊」は世界で3番目に弱い)こんな無駄な集会に参加させられた人々からは、当然のことながら不満の声が上がっている。