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北朝鮮の住民は夏の土用にどんな保養食を食べているのだろうか?

暑さが続いてやる気が落ちる時には、何といってもサムゲタンと犬肉のスープが思い浮かぶ。北朝鮮でも夏の保養食として一番好まれているのが犬肉のスープだ。

北朝鮮では老若男女、全ての人が犬の肉を楽しむ。‘5、6月に犬の肉で作ったスープは、かかとに落ちても薬になる’という言葉があるほどだ。

北朝鮮の労働新聞が1日、三伏に一番よい保養食は犬の肉と伝え、料理を紹介した。

労働新聞は “我々人民は蒸し暑い三伏節に犬の肉や牛肉のメウンタン、サムゲタン、あずき粥、あずきスープなどの熱い料理を作って食べることが、健康によい一つの風習であると思ってきた”と述べ、“暑さにまいって食欲が落ちて、体が弱くなるかも知れない三伏の保身策として、中でも犬の肉が最高である”と説明した。

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更に新聞は、“犬肉のスープに白米やあわをまぜて炊いたご飯を入れて食べたら、たちまち汗のしずくが出てきて、たらたらと流れてくるが、そうやって食べる犬肉こそ、人体にすぐに吸収されて、弱まった体を守ることができる”と説明した。

特に、肌の美容によいという理由から、北朝鮮の女性たちも犬の肉を好んで食べると伝えられた。

去年8月に、在日本朝鮮人総連合会の機関紙、朝鮮新報のインターネット版も、犬の肉を好んで食べる北朝鮮の女性が増加していると伝えている。朝鮮新報は食堂に来る女性の数がますます増加しているという、平壌の犬肉食堂の料理師リュ・ジョンモク氏の言葉を引用して報道した。

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北朝鮮には犬の肉を販売する食堂が多い。金正日総書記も、伏日に犬の肉を好んで食べるという。

2005年4月に放送された朝鮮中央テレビによれば、シンフン犬肉店が1990年代に平壌市の楽浪区域の統一通りに移転した時、金総書記が直接敷地を決めて、設計と施工の過程で数回にわたって支援をした。

金総書記は犬肉店に来て、皮をむいて犬肉のスープを作る代わりに、皮がついたまま作ればよい味が出ると教示するほど、犬肉料理に関心が高いという。

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金総書記はまた、犬肉料理を出す時に、焼酎も一杯添えて、キムチよりもカクトウギを食べたら消化吸収によいと教えてくれたと放送は伝えた。

放送はまた、誰もが犬肉を好んで食べることができるように、気を配ってくれたのは金日成主席だったと伝えた。金主席は1960年4月に、平壌市内の食料商店を見て回して、犬肉の売台の前で止まって、“犬肉を売って残ったもので犬肉のスープを作ってほしい”と言ったのがきっかけで、平壌に犬肉店の前身であるシンフン犬肉店がオープンした。

平壌出身のキム・ミョンマン氏は “北朝鮮では、犬肉は豚肉のように大衆化していて、一般の庶民も簡単に食べることができる”と語っている。