北朝鮮外務省のスポークスマン(報道官)は19日、朝鮮中央通信の質問に答える形でオーストラリア政府が朝鮮半島情勢を激化させる米国の策動に便乗していると非難した。同日、朝鮮中央通信が伝えた。

オーストラリアは、米国やニュージーランドと相互安全保障条約(アンザス条約)を結んでいる。同国のターンブル首相は地元ラジオ局とのインタビューに答える形で、「北朝鮮が米国を攻撃すればアンザス条約が発動され、我々は米国を支援する」と述べていた。また、21日からはじまる米韓合同軍事演習「乙支(ウルチ)フリーダム・ガーディアン」に参加する予定だ。

報道官は、こうしたオーストラリアの動向について「事態の深刻さを感じられない政治的未熟性の表れとして自ら災いを招く自滅行為である」と指摘した。

そのうえで、「オーストラリアのように、米国にめくらめっぽうに追従してわが共和国に反対する軍事的冒険に加担する国は、われわれの正義の対応措置を免れられないであろう」と主張した。

朝鮮中央通信の報道全文は次のとおり。

朝鮮外務省代弁人 米国の反共和国核戦争策動に便乗するオーストラリアを糾弾

【平壌8月19日発朝鮮中央通信】朝鮮外務省のスポークスマンは、オーストラリア政府が朝鮮半島と地域情勢を激化させる米国の策動に便乗していることに関連して19日、朝鮮中央通信社記者の質問に次のように答えた。

去る11日、オーストラリア首相は現地ラジオ放送とのインタビューで、米国はオーストラリアをはじめとする同盟国と共にいるだの、アンザス(ANZUS)条約は米国が攻撃されればオーストラリアが米国を支援し、オーストラリアが攻撃を受ければ米国が支援するということを意味するだのとして、有事の際、米国を支援するという内容の妄言を並べ立てた。

一方、同国の国防相と軍部人物が出て「ウルチ・フリーダム・ガーディアン」合同軍事演習にオーストラリア武力を派遣すると公式に発表した。

現在、トランプが「火炎と憤怒」だの、何のという戦争狂気をさらけ出したことによって、米国内で数多くの議会議員をはじめとする政界・社会界人物の非難が激しくなり、国際的には同盟国と自称していた国々も米国の侵略策動への加担をはばかっている。

オーストラリア首相が有名無実のアンザス条約まで取り上げて米国の侵略策動に加担すると言ったのに続き、軍部が米国の侵略的な核戦争演習に武力を派遣すると発表したのは、事態の深刻さを感じられない政治的未熟性の表れとして自ら災いを招く自滅行為である。

見ものは、トランプの軍事的対決妄動が「破壊的な結果」をもたらすと非難していたオーストラリア首相が、自国の利益は眼中になく、米国の訓示一言に自分の立場をあっという間に変えるカカシの役を演じたことである。

オーストラリアが米国に従って朝鮮戦争とベトナム戦争、「対テロ戦」に参加した代価は数多くの犠牲とおびただしい損失だけであった。

オーストラリア政府は、歴史の教訓を忘却して米国の核戦争策動に便乗するのではなく、平和なオーストラリアを保存するために努める方がよりよいことになるであろう。

オーストラリアのように、米国にめくらめっぽうに追従してわが共和国に反対する軍事的冒険に加担する国は、われわれの正義の対応措置を免れられないであろう。

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