米国は26日(現地時間)、天安艦事件に対する対北制裁措置と関連し、国連安保理の対応過程で中国とロシアの積極的な協力を再び求めた。
国務省のクローリ広報担当次官補はこの日、定例記者会見で「米国は天安艦事件と対応策で韓国を全面的に支持する。中国とロシアも同様な措置を講じることを希望している」と話した。
「北朝鮮に明確で強烈なメッセージを送る上で、中国とロシアが重要な役割を果たすべきだ」と話した。
「今週予定されている李明博大統領と温家宝総理の会談に注目している。クリントン長官が北京で話したように、我々は責任を共有している。朝鮮半島の安定に向け取れる策を全てすることが大事だという共通した見解を持っている」と話した。
これと関連し国務省の当局者は「国連の対北制裁のレベルと方法、時期は韓国政府の決定にかかっている」と話した。
人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面クローリ次官補は「我々は強力な国際的な対応を進める。これから国連安保理で議論する」と話した。
「国連安保理の対応以外に様々な対北制裁方案が検討されている。我々の努力は北朝鮮に罰を与えるためではなく、北朝鮮が違う道を選ぶように圧迫するだけだ」と強調した。
一方で、国際社会が進めている対北制裁の実効性の鍵を持っている中国政府は、未だ制裁に関する公式な意見を示していないが、中朝関係と国際社会での責任のある役割の間で苦心を重ねていると見られる。
人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面中国外交部の張志軍副部長はこの日、温家宝総理の日本、韓国などアジア4カ国訪問と関連した説明会で、「天安艦事件は非常に複雑な事件で中国は天安艦事件の1次的な資料がまだ確保できていない」と話した。