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韓国政府の対北心理放送再開に対し北朝鮮が『全面的な反撃』を再度強調したことについて、北朝鮮軍出身の脱北者らは「対北放送施設に対する攻撃があるだろう」と予想した。

北朝鮮は現在『対韓国放送』などを再開する能力がないため、軍事挑発カードで脅威しているものの、状況によって『武力デモ用』攻撃を選択する可能性もあるということだ。

非武装地帯(DMZ)で警戒任務を行っている北朝鮮軍の民警部隊(2軍団)で対韓国放送要員として勤務した後、韓国へ亡命した脱北者A氏は「北朝鮮が2002年まで使っていた対南放送施設物を再び設置したところで、装備の老巧化、電力・コンテンツの不足などで韓国に対抗するのは事実上不可能に近い。結局、北朝鮮軍部は兵士の士気の低下をする意味で対北放送施設に対する攻撃を選択するしかない状況に追い込まれるだろう」と話した。

「2004年に韓国の対北放送が中断される2年前の2002年に北朝鮮は自ら対韓国放送を中断した。当時、民警部隊の兵士らは『我々の放送は南朝鮮に比べてレベルが低い』と自ら評価を下したほどで、限界は明確だった」と話した。

北朝鮮の放送内容は金日成・金正日の偶像化、越北者に対する待遇の保障、革命歌の紹介などに制限されていた状況だった。結局、この様な脆弱さから兵士の士気にも影響を及ぼした。

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「北朝鮮が放送を再開するのであれば、この効果は目に見えている。口撃で劣る為、いつかは銃声を発するだろう」と予想した。

また、民警部隊出身の別の脱北者のB氏も「2004年に韓国が放送施設を撤去するまで、1ヶ月に2から3回ほど北朝鮮兵士が韓国の放送施設に八つ当たりのように射撃を行っていた。北朝鮮が射撃宣言まで行った点から、近いうちに放送施設への何らかの攻撃があるだろう」と予想した。

「電力不足によって2002年から北が対南放送を先に中断した為、韓国の放送に北朝鮮兵士が一方的に露出された。非武装地帯の深い山間で孤立した生活している多くの民警部隊兵士は、やむを得ず毎日対北放送を聞くしかない」と思い出した。

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「当時、民警部隊の兵士は対北放送で韓国のニュースが伝えられると、息を殺して耳を傾ける。この様な状況が続いた為、自ずと北朝鮮の兵士から韓国の歌を習慣的に口ずさむ様になった。韓国の放送要員の声で誰かを判断できるほどになった」と説明した。

民警部隊を除隊した兵士は、故郷に戻った後に対北放送で聞いた韓国のニュースや歌などを伝えており、北朝鮮社会での『韓流の拡散』にも一翼を担ったと言える。

問題は北朝鮮が対北放送施設に対する軍事的な報復を実行に移した際の韓国政府の対応だ。北朝鮮の挑発には断固とした対応するが、北朝鮮の攻撃名分を弱める作業を行うべきだという指摘もある。

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国策研究所のある研究員は「対北放送に国防部が全面的行うより、民間と効率的に役割を分担する方がいいと思われる。対北心理戦を報復の概念から『北朝鮮の情報自由化』という戦略概念に変更する事で、対北放送施設に対する北朝鮮の攻撃の遮断、国際社会からの支持、まさに一石二鳥の効果が予想される」と話した。