税関の庁舎内部も静まり返っているという。
北朝鮮側では、中国に向かっている数多くのトラックがカメラに捉えられた。積荷は北朝鮮産の品物ではなく、羅先に進出している中国の工場で使われていた設備であることが判明している。制裁の強化により、操業継続は難しいと判断した中国人のオーナーが、設備を分解して中国に持ち出しているのだ。
撮影者が立っているのが中国の圏河税関、画面左手が北朝鮮の元汀里税関。橋の上にはトラックが1台もいない。一方で、北朝鮮から中国に戻る数多くのトラックが右手の丘の上に見える。(動画撮影:デイリーNK情報筋)
一方、国境の西の端、中朝貿易の物量の7割が通過する中国の丹東では、禁輸令の施行を前にして大騒動となっていた。
人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面聯合ニュースによると、14日午後9時頃、北朝鮮のナンバーを付けた数百台のトラックが丹東税関前を行き来していた。