情報筋によると、軍需産業を司る第2経済委員会傘下の6局6号事業所。富潤(プユン)軍需品工場とも呼ばれるこの工場に、最近「外貨を稼げ」との指示が下された。
富潤軍需品工場工場が外貨を稼ぐために目を付けたのが「イカ」。まず、新岩(シナム)区域の新津(シンジン)港に、317基地という名称の漁業基地を設立。大慌てで確保した200馬力の大型漁船3隻に、22馬力、32馬力、40馬力などの小型漁船からなる大船団を率いて、大々的なイカ漁に乗り出したという。
年間ノルマは1隻あたり2000ドル(約22万円)。船団全体では50万ドル(約5490万円)に達する。
船団は100海里(185.2キロ)も離れた公海上で、1ヶ月間イカを獲り続ける。頻繁に戻らないのにはわけがある。