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林牧師の居場所は公には明らかにされていないが、ロイター通信によると、特使と北朝鮮に向かった林牧師の夫人と息子とともに、10日に帰国した。

トルドー首相は10日、林牧師の釈放を発表した声明で、保安上の理由で詳しいことは語れない、家族はプライバシーの尊重を望んでいるとの理由を挙げ、現在の居場所など詳細を明らかにしなかった。

今回の釈放について、北朝鮮が核とミサイル開発で国際社会からの厳しい批判を受け、孤立を深めつつあることと、林牧師と同様に北朝鮮に抑留され、釈放・帰国後すぐに死亡した米国人大学生のオットー・ワームビア氏の件で国際的に非難されたことが影響したと思われる。