北朝鮮外務省のスポークスマン(報道官)は1日、朝鮮中央通信の質問に答える形で、米議会で北朝鮮、ロシア、イランに対する制裁法案が採択されたことに対して「国際的反発が大きくなっている」と主張した。同日、朝鮮中央通信が伝えた。

報道官は、ロシアとイランが制裁法案が採択されたことに反発していると指摘。また、ドイツ、オーストリア、フランスなどのEU諸国が米国の対ロシア制裁を非難し、中国、ベネズエラも「米国の制裁脅威の度合いが高まっていることに強く反発している」としながら、「米国の制裁がその無法さと破廉恥さによって世界の至る所で糾弾と排撃を受けているのはあまりにも当然である」と主張した。

また、「世界は、自分らの利害関係だけを追求しながら折に触れ、主権国家に制裁の棍棒を振り回す米国のごろつき行為を容認してはならない」と述べた。

そのうえで、「わが共和国を相手取る米国の極端な制裁脅威は、われわれをいっそう覚醒、奮発させて自力自強の威力で社会主義強国をうち建てようとするわが人民の意志を百倍、千倍に強めるだけである」と強調した。

朝鮮中央通信の報道全文は次のとおり。

朝鮮外務省代弁人、米国の制裁が世界の至る所で糾弾と排撃を受けているのはあまりにも当然だ

【平壌8月1日発朝鮮中央通信】朝鮮外務省のスポークスマンは、最近、世界各国を相手に起こしている米国の制裁騒動が国際的な反発に直面していることに関連して1日、朝鮮中央通信社記者の質問に次のように答えた。

最近、米議会でわが国とロシア、イランを目標にした新たな「制裁法案」が採択されたことに対する国際的反発が大きくなっている。

ロシアは、米国の横暴かつ乱暴な行為に致命的な反撃を加えるという立場を明らかにし、イランは米議会の今回の制裁法案採択を自国に対する完全な敵対行為に規定し、それに対処して報復措置法案を採択すると対応している。

ドイツ、オーストリア、フランスをはじめEU諸国も、米国の対ロシア制裁を非難して「米国第一主義」のために欧州の利益が犠牲になるのを許容できないという強硬な立場を取っている。

一方、中国とベネズエラも米国の制裁脅威の度合いが高まっていることに強く反発している。

中国は、米国の対中国「第2次制裁」が中米間に重大な摩擦を招くと警告し、ベネズエラ大統領は米国が自国に加えようとする制裁に応えて断固たる対応措置を取ると言明した。

世界各国を相手に起こしている米国の制裁騒動は徹頭徹尾、自分らの利害関係を実現するための破廉恥な手段である。

エネルギー市場の確保と輸出拡大などを通じた「自国経済活性化」に目標を置いている米国の制裁は、ライバル国はもちろん、同盟国や友邦国の利益もためらうことなく侵害している。

米国の制裁がその無法さと破廉恥さによって世界の至る所で糾弾と排撃を受けているのはあまりにも当然である。

世界は、自分らの利害関係だけを追求しながら折に触れ、主権国家に制裁の棍棒を振り回す米国のごろつき行為を容認してはならない。

米国がヒステリックに執着している対朝鮮制裁策動も本質上、米国の侵略的なアジア太平洋支配戦略と世界制覇野望の実現に服従されている。

わが共和国を相手取る米国の極端な制裁脅威は、われわれをいっそう覚醒、奮発させて自力自強の威力で社会主義強国をうち建てようとするわが人民の意志を百倍、千倍に強めるだけである。

米国は、わが共和国の総合的国力と戦略的地位が新たなレベルに上がった現実を直視して軽挙妄動してはならない。

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