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ドイツのベルリンにある北朝鮮大使館が、公館の維持費を捻出するために建物1棟を貸し出す事業を行っていると、産経新聞が24日報道した。

同新聞によれば、北朝鮮大使館が貸し出している建物は大使館の敷地8160平方メートル内の南側の5階建てで、現在、設計会社と心理学協会など約15社・団体が入居している。

北朝鮮大使館は対外的な賃貸広告を出しておらず、代わりに建物入口の事務室のドイツ人管理人が、入居の契約などを担当していると新聞は伝えた。

北朝鮮は冷戦時代に他の社会主義国家と同様、体制宣伝と威容の誇示のためにベルリンに大規模な大使館を建設した。

しかし、東ドイツが崩壊して西ドイツに吸収され、ヨーロッパで社会主義勢力が大きく後退し、北朝鮮大使館も規模を大幅に縮小して、現在は公館の主要職員が10数人に減少した。大使館の建物もおよそ70%が空いているという。

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賃料は1平方メートル8ユーロ(約1400円)と、各国大使館が密集しているブランデンブルク門の南側の地域(10~15ユーロ)では破格だ。