岸田文雄外相兼防衛相は30日、航空自衛隊のF2戦闘機と米空軍B-1B戦略爆撃機が同日、九州周辺から朝鮮半島の空域でと共同訓練を実施したと発表した。
空自戦闘機と米空軍爆撃機の共同訓練は断続的に行われているが、防衛相自ら訓練実施を発表するのは異例。
岸田氏は防衛省で記者団に対し、「特定の国や地域を念頭に置いて実施したものではない」と説明したが、「北朝鮮の軍事動向については関係国と連携しながら重大な関心を持ち、情報の収集・分析、そしてわが国の平和と安全の確保に万全を期していきたい」と強調。共同訓練が、弾道ミサイル発射を続ける北朝鮮へのけん制でることを示唆した。