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保衛省の検閲団はさらに、大使館の運営実態、大使館員の思想検閲も行っている。厳しく対処する背景には、先述の太元駐英公使だけでなく、その他の外交関係者の脱北、亡命が相次いでいることがある。

中央日報は昨年10月5日、 北京に駐在する北朝鮮代表部所属の幹部2人が9月末に、家族とともに脱北し、亡命の手続きを踏んでいると報じた。2人のうち1人は、北朝鮮の内閣保健省の幹部で、金正恩氏やその家族、特権階級が利用する烽火(ポンファ)診療所、南山(ナムサン)病院、赤十字病院を管轄する保健省1局に所属し、金正恩氏が使う医薬品を調達していた人物だという。

金正恩氏は、韓流のみならず海外の文化に触れた外交官などの海外組が、体制不安の種になることを恐れているのかもしれない。