その拠点となっているのは、遼寧省丹東のホテル「L」だ。丹東駅から500メートルほどの所にあるこのホテルの周囲は、北朝鮮から来た商人などが利用する商店や大型スーパー、ホテル、レストランなどが密集しているエリアで、拉致のターゲットとした脱北者の動向を監察するのに最適の立地だ。また、宿泊費も1泊200元(約3300円)前後で、経費に余裕がないと見られる北朝鮮の要員には手頃である。

現地の対北朝鮮情報筋によると、このホテルは北朝鮮の貿易関係者、企業所の代表などもよく利用している。保衛省の要員はビジネスマンを装って活動しているため、見ただけでは区別がつかないという。

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