韓さんは、正体不明の女性に呼び出され外出したが、当日夜になって山中の車の中で遺体となって発見された。携帯電話などの持ち物はすべてなくなっていたという。
実は、韓牧師は脱北者の支援活動を行ってきたこともあり、当初から保衛省の犯行によるものと噂されていた。
事件の真相はいまだ明らかにされていないが、発生から1年以上経った今、犯行に加担させられたという脱北女性が重い口を開いた。北朝鮮事情に精通した現地情報筋がデイリーNKに語ったところによると、この女性は、両江道(リャンガンド)普天(ポチョン)郡の佳山里(カサンリ)に住んでいた20代の李氏だ。