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平壌で5月17日から新公民証発給が再開されると平壌内部消息筋が11日、伝えてきた。これに伴い、地方でも5月中には新公民証発給事業が始まるものと思われる。

韓国の住民登録証に該当する公民証は、満17才に発給を受けることになる。北朝鮮は2004年に全住民に対し住民登録電算化事業および新型公民証事業を推進したが、財政難により中断していたが今回再開することになった。2004年に新公民証が発給された住民以外の旧公民証を所持している住民、新規発給者、除隊軍人が発給対象者になる。

新公民証は韓国の住民登録証と似たプラスチック材質で、写真と個人記録がコンピュータで印刷されている。

消息筋は「5月初めから人民班長が世帯を回り新しい公民証発給を知らせ、各世帯の居住現況を把握し始めた。居住地を離れている人々は、速やかに居住地に戻り新しい公民証の発給を受ける指示が下った」と話した。

今回の新しい公民証発給事業によって、個人の記録が電算化される見込みで北朝鮮当局の住民統制が一層強化されると展望される。北朝鮮では住民の住民登録文書を韓国の警察庁に該当する人民保安部が管理統制している。人民保安部は最近省から部に昇格し、国家安全保衛部とともに二大統治機関に浮上した。人民保安部は90年代中盤に住民の過去を全て再調査する『住民登録了解事業』を主導したが、金正日執権以後、最大規模の粛清事業と評価される『深化組事件』を誘発させた前歴を持っている。

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新公民証発給と関連し、脱北者の家族や中国旅行者の家族らは当惑感を隠せずにいる。

消息筋は「行方不明者や所在不明者がいる世帯が忙しくなった。中国に家族がいる人々は、既に人民保安所に赴き保安員に事情を説明し、賄賂を渡している」と話した。

脱北者の場合、事前に『失踪』錐垂?sわなければ行方に疑いがかかり、家族が持続的な監視に苦しめられる事になる。パスポート発給を受け、中国に向かった旅行者の家族も事情は違わない。北朝鮮が親戚訪問を目的に発給する単数パスポートと中国行のビザは通常2ヶ月だ。

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しかし、大部分の旅行者は中国で最短で4ヶ月、最長で1年までㅅ滞在しお金を儲ける。帰国後、パスポートを発給した国家安全保衛部の保安員へ賄賂を使う方法で、帰国日が遅れたことに対する処罰を回避するのがこれまでの慣行だった。

公民証再発給事業により帰国日が遅れた問題が、人民保安部だけでなく国家安全保衛部にまで通知されれば、担当保安員に賄賂を使う程度では難しい為、家族の心配も大きくなっているという。

平壌市の場合、居住資格を持たずに平壌に滞留している人々に対する検査作業も続く見込みだ。平壌市民は『平壌市民証』が公民証の代わりをする。地方出身の平壌大学生や平壌駐留軍人の場合、卒業や除隊後、平壌に配置受けることができなければ居住資格を失ってしまう。

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新公民証交付は各地域の人民保安所住民登録課が担当する。公民証には写真、名前、性別、民族、住所、出生地、居住地などが記録される。韓国の住民登録番号と同じように公民証番号も表記されている。