銃殺・絞首刑に「火あぶり」まで…ITで暴かれる北朝鮮「公開処刑」の実態

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同グループの調査手法に限界があり、北朝鮮全国の事情をくまなく調べることが出来ないからだ。韓国に在住する脱北者の多くは、北部の中朝国境地帯の出身だ。そのため国境から離れた黄海北道(ファンブクト)や黄海南道(ファンヘナムド)、江原道(カンウォンド)の情報は、どうしても薄くなりがちなのだ。

つまり北朝鮮には、同グループが把握した計393カ所の公開処刑・裁判・埋葬現場よりも、はるかに多くの現場が存在する可能性が高いのだ。

とくに黄海北道には、1990年代に労働者の大量虐殺が行われた黄海製鉄所がある。

また同じ地域では2012年、金正恩党委員長の失政による「人災飢饉」で大量の餓死者が発生。「人肉事件」まで発生する悲劇が起きた。