1995年、朝鮮人民軍の少将がクーデターにより金正日政権を打倒しようとしたが、決行前に発覚。少なくとも幹部40数人が処刑され、すべての家族が収容所送りになった「6軍団事件」だ。ほかにも、旧ソ連留学組の数百人が粛清された事件も起きている。
(参考記事:同窓会を襲った「血の粛清」…北朝鮮の「フルンゼ軍事大学留学組」事件)また同じ時代にはクーデターとは異なるが、圧政に非難の声を上げた労働者たちが、ことごとく戦車にひき殺された出来事もあった。
(参考記事:抗議する労働者を戦車で轢殺…北朝鮮「黄海製鉄所の虐殺」)北朝鮮の人々は決して、体制に従うばかりのロボットではないのだ。