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成果を優先する北朝鮮当局の人命軽視の姿勢に対して、一部の住民からは怨嗟の声が出ているが、独裁体制ゆえに民衆の声が反映されることはない。交通事故でも同様に、北朝鮮独特の「力学」が働くのだ。

「走り屋」金正恩氏は

平壌在住の情報筋が米政府系のラジオ・フリー・アジア(RFA)に語ったところによると、交通事故が発生すると、まず現場に交通保安員(交通警察)が出動する。彼らはどちらが加害者で、被害者であるかを判断する前に、どちらに社会的な力があるかを見る。そして、力が強い側に有利な結論を出す。