米国の国際マーケティンググループ「We are social」とカナダのIT企業「Hootsuite」が発表した報告書によると、総人口約2500万人の北朝鮮で、ネットユーザーはたったの1万6000人(2007年1月現在)に過ぎない。現在までにやや増えているとしても、大幅な変化はないものと思われる。
外国人ではないかとの指摘もあるが、発信地点には外国人がめったに訪れないようなところも含まれているため、北朝鮮の人がアクセスした可能性も否定できない。
北朝鮮の中高生の間で人気を集めるEXOだが、処罰されるリスクよりも、EXOに直接触れたいというファン心理のほうが勝った結果かもしれない。
(参考記事:亡命した北朝鮮外交官、「ドラゴンボール」ファンの次男を待っていた「地獄」)高英起(コウ・ヨンギ)
1966年、大阪生まれの在日コリアン2世。北朝鮮情報専門サイト「デイリーNKジャパン」編集長。北朝鮮問題を中心にフリージャーナリストとして週刊誌などで取材活動を続けながら、テレビやラジオのコメンテーターも務める。主な著作に 『脱北者が明かす北朝鮮』 、 『北朝鮮ポップスの世界』 (共著) 、 『金正恩 核を持つお坊ちゃまくん、その素顔』 、 『コチェビよ、脱北の河を渡れ ―中朝国境滞在記―』 など。