金正日の年齢、健康状態を考えた場合、今回の訪中が最後である可能性が高い為キム・ジョンウンの同行に関心が集められている。
現時点では特別列車に「若者が1人いる」というレベルの情報があるだけで、キム・ジョンウンの同行は確認されていない。
しかし北の難しい状況の為、キム・ジョンウンが同行した可能性もあるとの観測も出されている。
特に安定した後継体制の構築が北にとっての一番の懸案事項という点から、中国からの支持を取り付ける為にキム・ジョンウンが同行した可能性があるという分析だ。
金正日の立場では後継者キム・ジョンウンがスイス海外留学派という点を前に出し、改革開放の可能性を示唆し、これを活用する余地がある。 もし今回の訪中で中国が大規模な投資を決める場合、北朝鮮住民にはキム・ジョンウンの『対外事業能力』の宣伝の機会になると考えられる。
人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面しかし、キム・ジョンウン同行の可能性は非常に低いというのが、北朝鮮専門家の分析だ。まず最高権力者金正日と後継者が同時に平壌を空ける『危険な冒険』を選択しないだろうとの見解だ。 また、現在の天安艦事件、6者会談再開、南北関係悪化などの懸案事項の影響で、キム・ジョンウンを同行させる程の余裕がある状況でないという点も挙げられる。
チョン・ソンジャン世宗研究所首席研究委員は、「北が中国に依存している状況で、安定した権力移行に向け中国のリーダーへキム・ジョンウンを紹介する必要があり、中国は北朝鮮を安定して管理する上でキム・ジョンウンとの関係形成が必要である。しかし時期的に少し早いと思われる」と指摘した。
北朝鮮内部では相当なレベルまで後継作業が進行されたが、北朝鮮のメディアを通して公式的に発浮ヘされていない。