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3日午前に大連に到着した金正日の訪中日程と関連して、未だ中国政府の公式発浮ェ出されておらず、この背景に関心が集中している。

金正日は今回の訪中の開始段階から、国家指導者としての格を失ったとの指摘を受けている。 また、健康と関連した情報の漏洩を警戒しメディアを排除した結果、訪中効果が縮小されるのではとの分析も出されている。

今回の訪中は新義州(シンウィジュ)出発当時から諜報作戦を彷彿させた。

北朝鮮は1日に例外的に5.1メーデー記念中央報告大会を新義州(シンウィジュ)で開催し、国内外の注目を集めた。30日午後からはキム・ヨンイル総理をなど高位官僚が大挙して新義州(シンウィジュ)に集まり、金正日の出席にも注目が集まったが行事に参加しなかった。

この1日後、電撃的に1号列車が丹東(タントン)を通過した。丹東到着時刻は5時20分頃だった点から平壌出発時刻は午前1〜2時頃だと推定される。2日の夜まで新義州市内に特別な警戒がなかった点から、金正日が新義州で待機していた可能性は高くない。

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新義州内部では3日昼過ぎから「将軍様が中国に向かわれる為に5.1中央報告大会を行ったらしい」とのうわさが素早く広まっている。

金正日がメディアを排除しているのと関連し、既に一角では訪中の成果に対する懐疑的な見解が提起されている。健康関連情報の漏洩を恐れた為だとの見方もあり過去の訪中と比べて格が落ちるとの評価を受けている。

現地では、訪中日程が急造されたのではないかとの指摘が出ていると伝えられている。 特に、『上海エキスポ』が開幕した後の夜中の奇襲策戦は金正日が訪中を外交的に積極的に活用するには厳しいとの意見もある。

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大連に到着した後も中国外交部が公式日程を発表していない点も、これと無関係ではなく思われる。

金正日は『中朝同盟強化』等の目に見える成果よりも、天安艦事件原因、6者会談復帰問題、経済支援などの懸案事項の解決に注力する可能性が大きい。

また胡錦濤主席との会談が行われるとしても、『緊密な合意』を導き出すほどの議題が乏しく、今回の訪中日程は予想より短時間である可能性も考えられる。

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2006年1月には8泊9日の日程で訪中したが、2004年には2泊3日のみで帰国した。