国連安全保障理事会は5日午後(日本時間6日午前)、北朝鮮が大陸間弾道ミサイル(ICBM)を発射したことを巡り米ニューヨークの国連本部で緊急会合を開いた。日米韓3カ国の要請を受け、普段は非公開の緊急会合が今回は公開で行われた。
「必要なら軍事行動も」
日米韓の公開要請は、ロシアのプーチン大統領と中国の習近平国家主席が4日の会談で、北朝鮮に対し核・ミサイル開発を止めるよう説得すると共に、米韓の大規模軍事演習も中止するよう求める方針で合意していたことが背景にある。ロシアと中国が新たな制裁決議に消極姿勢を示すであろうことを念頭に、対北制裁が効果を生まない責任の所在を明らかにしようとしたものだ。