韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は、来年開催される平昌冬季オリンピックの際に南北合同チームを結成する構想を明らかにしている。北朝鮮の国際オリンピック委員会(IOC)委員である張雄(チャン・ウン)氏は米政府系のボイス・オブ・アメリカ(VOA)の電話取材に応じ、合同チーム構想を「馬鹿げた話だ」と一蹴した。
張氏は先月、韓国の茂朱で開催された世界テコンドー選手権大会に北朝鮮の選手らとともに参加するため、10年ぶりに訪韓した。
同氏はVOAに対し、同大会に北朝鮮選手の演武団が参加したことを、南北スポーツ交流の広がりであると拡大解釈すべきではないと釘を差した。また、交流拡大に期待を抱く韓国側の態度について、次のように指摘した。