北朝鮮の朝鮮労働党機関紙・労働新聞は2日、訪米してドナルド・トランプ大統領と首脳会談を行った韓国の文在寅大統領を非難する署名入りの論評を掲載した。同日、朝鮮中央通信が伝えた。

文氏とトランプ氏は30日、ワシントンで初の首脳会談を行った。会談後に発表された共同声明では、米韓同盟の強化や対北朝鮮政策での連携を確認した。

論評は、「南朝鮮当局が執権者の最初の訪米に関連して親米事大の旧態に陥り、対米屈従の鎖に縛られている自分らの哀れなざまを余地もなくさらけ出している」と主張した。名指しはさけているが、執権者が文氏を指していることは明らかだ。

また、「悲劇は、南朝鮮当局者らがいくら『同盟』などと首を伸ばしても米国は彼らを単なるカカシ、植民地の手先にしか見なさないということである」と指摘した。

そのうえで、「南朝鮮当局が、今のように米国にへつらってそれと結託し、同族を敵視していれば、北南関係の改善はおろか、執権の全期間まともな対話を一度もできず歴史のごみ箱に押し込まれた朴槿恵逆徒の哀れな境遇を免れられないであろう」と強調した。

朝鮮中央通信の報道全文は次のとおり。

「労働新聞」 親米手先の卑屈かつ哀れな醜態を糾弾

【平壌7月2日発朝鮮中央通信】2日付の「労働新聞」は署名入りの論評で、南朝鮮当局が執権者の最初の訪米に関連して親米事大の旧態に陥り、対米屈従の鎖に縛られている自分らの哀れなざまを余地もなくさらけ出していると主張した。

論評は、すでに執権以前から、米国から強い心理的圧迫を受けて複数の政策的問題において定見もなく振る舞っていた南朝鮮当局者らは今になって、いったい親米保守「政権」が終わったのが本当なのか疑わざるを得ないほどに行動していると糾弾し、次のように指摘した。

悲劇は、南朝鮮当局者らがいくら「同盟」などと首を伸ばしても米国は彼らを単なるカカシ、植民地の手先にしか見なさないということである。

米国が、南朝鮮との「同盟」関係を重視するかのようなふりをしているのは、かいらいに対する支配と隷属のわなをもっと引き締めて彼らを北侵戦争の弾除け、対アジア戦略実現の突撃隊に利用するための術策であるだけだ。

南朝鮮当局が、今のように米国にへつらってそれと結託し、同族を敵視していれば、北南関係の改善はおろか、執権の全期間まともな対話を一度もできず歴史のごみ箱に押し込まれた朴槿恵逆徒の哀れな境遇を免れられないであろう。

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