人民保安省(警察)、国家保衛省(秘密警察)も若者が欲しいのは同じで、各地で建設事業を担う突撃隊も30万人の人員を確保しなければならない。さらには金正恩党委員長の身辺警護を行う護衛司令部も、男女問わず優秀な若者を探している。ちなみに護衛司令部の精鋭部隊については、「喜び組」の統括組織として知られる朝鮮労働党の組織指導部護衛総局、通称「5課」が行っている。
(参考記事:将軍様の特別な遊戯「喜び組」の実態を徹底解剖)いずれにしても近い将来、北朝鮮が100万人の兵力を維持し続けるのは困難と思われる。実は、日本ではあまり知られていないのだが、北朝鮮も少子化の傾向にあるのだ。