そのうえで、「特大型国家テロ犯罪者である朴槿恵逆徒と前かいらい国家情報院院長の李炳浩一味を極刑に処する」と宣告した。朴氏と韓国の情報機関元トップに対する「死刑宣告」である。
北朝鮮が朴氏に対して、威嚇するのは今回がはじめてではない。金正恩氏は昨年12月、韓国大統領府(青瓦台)の襲撃を想定した作戦、いわば「朴槿恵暗殺」特殊作戦を直々に指導した。
(参考記事:金正恩氏「朴槿恵暗殺」特殊作戦を公開)金正恩氏が暗殺までほのめかしながら朴氏を非難する背景には、まず間違いなく金正恩氏の個人的な感情がある。2年前の南北の緊張で自身を窮地に追い込み、憎き米国と手を組んでプレッシャーをかけてくる朴氏に対する怨念である。