ところが、それ自体が人身売買の罠だった。本人も金額はわからないが、13歳年上の中国人男性に売られて「結婚生活」を送った。
その後、夫の暴力に耐えかねて「嫁ぎ先」から脱出し、米国の脱北者団体に助けを求めた。
この女性はソウルで記者会見した際、「まだ幼い北朝鮮の女性たちが中国で人身売買の被害にあっている。生き抜くために中国にやってきたが言葉と身分の壁を超えられず韓国行きを決心した。韓国では人間らしい暮らしがしたい」と話していた。
北朝鮮が核実験を強行するたび、国際社会は対北制裁における中国の「本気度」に疑いの目を向けてきたが、このような状況を問題視しないのはナンセンスである。